小説『富士』の掲載について

興教寺ホームページに小説『富士』を掲載するに当たり、ご案内したいと思います。
この小説富士は、私の師匠である柿沼廣澄・大東院日明贈上人が書かれた小説で有ります。

大東院のお人柄については。
日達上人は「大東院は、大変な勉強家で、あらゆる方面の本を読んだ博学の人であった」
日顕上人は「人格識見高邁ながら、その特徴は、一言で言えば天才、いわゆる常人の及ばぬ天賦の才能を持つ方であった」とお褒めの言葉を戴いております。

この小説『富士』は宗史小説として大聖人様の御書に認められた史実のもと、
又世間に出回っている大聖人の歴史書、宗旨をとわず全て調べて書かれた小説であります。

国立図書館に寄贈された際、図書館の関係者が、この小説は小説としてではなく
歴史的資料としての価値が高いと言われたそうです。

御信徒が妙光寺での講中勉強会で使用したいと申し出たそうですが
師匠は小説は小説ですからやめてくださいと言われたそうですが、
私は御書を身近に拝し御本仏日蓮大聖人を知ることが
信心の糧になるのでないかと思い掲載する事にした次第で有ります。

本年は師匠の五十回忌の年忌に当たります。
ご報恩のいちぶんに成ればと思っております。

中嶋廣圓

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